店主です。
カットはヘアスタイルの要だと信じて疑っておりません。
が、僕って結構切り方を色々変えるタイプなんですよね。
ハサミを使って切ることもあれば・・・
レザーを使うこともあります。
これらはどっちが良いとか悪いとかそういうものではないと考えています。
「目指すヘアスタイルにどっちがマッチするか?」
とか
「素材(お客様の髪質)にあっているのはどっち?」
などが選択基準になります。
実際は両方使うことがほとんどですけどね。
ここからは僕個人の考え方ですが・・・
ウェイト感の強い、かっちりとしたスタイルにはハサミ。
動きのあるスタイル、ラフさが魅力のスタイルにはレザー。
そして髪の量を減らす時はほとんどレザーを使っています。
これは「量を減らす」というよりも「頭を小さくしたい」というイメージでカットしているからです(ちょっと伝わりにくいと思いますが、だるま落としのように髪の層を取り除く感じでやってます。ハサミでも可能だとは思いますがレザーの方が馴染みが良く大胆に取り除けるかなと)。
逆にハサミを使うメリットは毛先に重さを出しやすいことです。なのであまり長さを切らないメンテナンス的なカットをするときにはハサミの出番が多いです。伸びた髪の毛先って不揃いになっていることが多いので。。。
ここ数年、ハサミのカットとレザーでのカット。それぞれをみっちりトレーニングしてきましたが目指すところは同じ。
当たり前すぎですが、カッコ良くて再現性の高いスタイルを作ること。
だから道具や切り方なんて大した問題ではありません。
ただ、基本が出来ていないとお話になりません。特にハサミで基本を身体に叩き込んでおかないとレザーカットは出来ないと思います。
レザーは感覚的にカット出来る反面、いい加減に誤魔化せてしまいそうな側面も持ちます。
なので(ベーシック的な意味で)きちんとカットが出来るようになってから取り入れるのがいいのかなって考えています。
髪は女の命なんていうのは古い言葉ですが、髪のツヤ、コンディションはカットに由来する部分が意外と大きいです。
greenに通ってくださる方の中にはだんだん髪が綺麗になってきたという方もいらっしゃると思います。
それは髪にツヤが出るようなカットをしているからです。
具体的に言うと表面の髪は梳かないようにしています。内側の髪を減らして表面の髪で蓋をするようなイメージですね。適度に重さも残るのでスタイルの再現性が高くなります。
なんかちょっと長くなりましたがそんなことを日夜考えながらカットしています。
そういうわけでカットさせてください。お願いしますw
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