店主です。
人脈も学歴もないために、仕事にありつけないルイス（ジェイク・ギレンホール）。たまたま事故現場に出くわした彼は、そこで衝撃的な映像を撮ってはマスコミに売るナイトクローラーと呼ばれるパパラッチの姿を目にする。ルイスもビデオカメラを手に入れ、警察無線を傍受しては、事件現場、事故現場に駆け付ける。その後、過激さを誇る彼の映像は、高値でテレビ局に買い取られるように。やがて局の要望はエスカレートし、それに応えようとルイスもとんでもない行動を取る。
（シネマトゥデイより）
「ナイトクローラー」を鑑賞しました。予告編が良さげだったので。
ケチな小悪党といった感じのルイスは衝撃映像を売ることで金銭を得られることに味を占め、その行動はますますエスカレートしていくわけですが、最初からまずまず悪党なので美味しいエサに取り憑かれるというよりは小悪党が調子に乗って暴走してしまった。みたいな話です。
ルイスは最後までダメ人間なので人間ドラマ的な要素はあまりないと言えます。もう少し心の闇みたいな部分を描いて欲しかったような。
とはいえスピード感があり最後までハラハラドキドキな展開です。
（一見美しいようなこのシーンもルイスのゲスっぷりが発揮されていますw）
日本でも一般人がスマホ等で撮影した映像がニュース番組で使われることが珍しくなくなりました。事故の映像を撮影するというのは倫理的にもどうなのかという問題もありますが、それが報道によって活かされる側面を持っていることも事実。これの悪い方向に肥大したのがこの「ナイトクローラー」な訳ですが。必要悪というかなんというか・・・難しいですねぇ。。。
ジェイク・ギレンホールが徹底して狡猾でゲスい男を演じきっています。いい俳優さんですね。
オススメ度 ★★★★☆
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