店主です。
久しぶりに本を読みました。
町田康さんの「餓鬼道巡行」
町田さんはパンクロッカー出身のちょっと変わった作家さんです。名前は知っていたのですが作品は読んだことがなく、まぁなんとなく手に取ってみました。
小説家である「私」は、素敵で快適な生活を求めて自宅を大規模リフォーム。しかしここで大きな問題が。台所が使えなくなり、日々の飯を拵えることができなくなったのだ。ポットやレンジを駆使するものの、餓えと渇きはつのるばかり。そしてついに「私」は「外食ちゃん」となり、美味なるものを求めて飲食店の数々を経巡ることとなった。有名シェフの裏切り、大衆居酒屋に在る差別、とろろ定食というアート、ラーメン丼に浮かぶ禅……。混沌の先にある、奇蹟の一食のために、今日も餓鬼道を往く。
(幻冬舎HPより)
というあらすじなのですが、あらすじを見ただけでは大した話ではなさそうです。
実際読んでみるとそれ以上に大した話ではなく笑。
よくこの内容で300ページも書いたなオイ。と。
物語としては本当にあらすじそのままです。それをベースに被害妄想で膨らましただけ。
だからつまらないか?と言われるとそうではなく、くだらなさすぎて笑ってしまいます。
特に料理の描写の不味そうなところはすごい笑。
独特の文体は全体的に一貫性がなく、作家さんのことが心配になりますw
読んでも特に得られるものはありませんが(多分)、あまり頭を使いたくない時にオススメな一冊でした。
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