6才のボクが、大人になるまで。

おはようございます。店主です。

メイソン(エラー・コルトレーン)は、母オリヴィア(パトリシア・アークエット)と姉サマンサ(ローレライ・リンクレイター)とテキサス州の小さな町で生活していた。彼が6歳のとき、母は子供たちの反対を押し切って祖母が住むヒューストンへの引っ越しを決める。さらに彼らの転居先に、離婚してアラスカに行っていた父(イーサン・ホーク)が1年半ぶりに突然現れ……。(シネマトゥデイより)


NHK「あさイチ」で紹介されてて気になっていた作品です(この番組っていい映画紹介してくれますよね!)

テキサスに住むある少年の物語なのですが、驚くべきは実際に12年かけて同じキャストで撮影をしているところ。ある意味ノンフィクション?


物語自体はそんな派手なものではなく、ちょっと複雑な家庭事情に振り回されていくメイソン少年やそのその姉サマンサの成長を割と淡々と描きます。


説明的なセリフやテロップなどがほぼないため、いつの間にか数年経ってたり母が離婚再婚を繰り返したりと静かな絵面とは裏腹にスピーディーな展開。166分となかなか尺も長めですが、意外と長くは感じませんでした。


終わりもとてもあっさりと。しかし最後のニコルの台詞がしっかりとまとめ(突如現れたルームメイトの彼女の友人ってキャラなのに!)、心地よい余韻が残ります。


とても丁寧に、かつ簡潔にまとめた人生のロードムービー。良作でした!


(イーサン・ホーク演じる父親がいい感じ!)


オススメ度 ★★★★☆