1963年夏、ワイオミング州のブロークバック・マウンテンの山中で羊の放牧を行う季節労働者として、牧場手伝いのイニスとロデオ乗りのジャックが雇われた。2人は過酷な労働を通して友情を深めていったが、ある夜、ジャックがイニスに誘いをかけ、2人は一線を越えてしまう。
(wikiより)
故ヒース・レジャーとジェイク・ギレンホールの二人が主演ってことできっといい作品であろうと鑑賞。予備知識なしだったのですがこれは1960〜80年代にかけたゲイのカップルのお話。
1960年代でしかも舞台はアメリカ西部。男はロデオだ、カウボーイだと男らしくあることが最大の美徳、そして超保守的な風土の中で同性愛者という存在は認められるはずもなく社会的に、というか実際に抹殺されることも珍しくはありません。
そんな中、過去のトラウマを持ち保守的であろうとするイニスと、先進的で自分に正直であろうとするジャック。考えこそは異なるものの強く惹かれ合う二人。
「シングルマン」もそうでしたが、ゲイであることにとらわれすぎずに観た方がいい映画だと思います。
社会的に認められず、障害だらけの二人の葛藤。そしてその周りの人たちの苦悩(特にイニスの奥さんであるアルマは気の毒・・・)が静かに力強く描かれています。
そしてこの作品の見どころは画の美しさ。
特にブロークバック・マウンテンでの放牧シーンは素晴らしいです。
それと60~80年代におけるアン・ハサウェイのヘアスタイルの変化も見どころ。
オススメ度 ★★★☆☆
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